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 おおよそ五ヶ月ぶりの「今日の創想話」ですが、風神録も出たということで、また創想話も勢いづいてくるのではないかと思います。
 そんな風神録話の感想です。



東方の地に風が吹く
俄雨さん
http://coolier.ath.cx/~coolier/l_sosowa/anthologys.cgi?action=html2&key=20071001175108
 幻想郷へ赴くことを決断した神奈子と共に、また早苗もそれを決断する。神奈子、早苗、そして諏訪子の決意、そして思い。


 まあ絶対、今後こういう主題のSSがたくさん出てくるんだろうなあとは予想していましたが、いきなりこんな凄いのが書かれちゃって創想話作家全員涙目wwwwww

 というのが読後感想でした。

 早苗の、現代っ子でありながら幻想の力を使える・現代の生活を捨てて幻想郷へやってきた、という設定は、それはもうこれだけでご飯何杯もいけるくらいのネタ元であると言えます。
 その中でも今作では、早苗の、「他者とは違うという感覚」を前面に押し出し、それを基点として彼女や神奈子の心情を細やかに描いています。
 その上、一方的に心情を幻想郷よりに置くのではなく、「物部柏子」というキャラクターを登場させることで、早苗の心を揺らせるという展開が上手い。

 また、作者さんの神話や信仰に対する造詣も深く、各所に盛り込まれた「設定語り」すらも読み物として面白い。
 そしてクライマックスシーンの盛り上がり……この話のおかげで、僕の中でのケロちゃんのカリスマは間違いなく上がりました。
 そしてビッグバンあ〜う〜でまた下がりました。
 総体として微増。

 その物語の最終的な結末は、東方風神録において全て明らかにされているはずなのですが、それでも次の展開はどうなるのかと、読み手をぐいぐいと引っ張っていく力に満ちた作品でした。
 作者さんの風神録話を、また読んでみたいです。
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