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なんかいろいろ。
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 読書・映画・車など、あらゆる物から離れていってるらしい若者たちが一体どこに行こうとしているのか、とても気になる。

 おそらくまだ若者のつもりの凡用人型兵器です。
 お金があっても車は要りません。

 というか日本人の大多数が映画を見たり車に乗ったりするようになったのなんてせいぜいが昭和に入ってからの話であって、別に伝統でもなんでもないわけで、さも白いご飯と味噌汁が嫌いな若者が増えたとでも言うかのように、大げさに騒ぎ立てるほどのことでもないように思います。
 さらに言うならば、日本人の大多数が白いご飯を食べるようになったのも結構最近の話であって、普段僕らが常識だと思っていることは、案外とごく最近になってから生まれた概念であるということは意外と多いらしい。
 例えば恋愛結婚がポピュラーになったのも戦後になってからだし、「日本人の心」こと演歌も戦後になってから形作られたものだ。戦後になってから生まれた日本人の心ってなんだろう。

 つまり、僕らは案外とあやふやなものの上に生きているし、意外と適当なものに立脚して物事を考えているようです。
 僕の学生時代の担当の教授、まあ僕が不真面目だったせいでろくすっぽ勉学は身につかなかったんですが、唯一(先生すまん)強く心に残っているのが、「もっともらしく聞こえることこそ、一番疑ってかからないといけない」という言葉です。
 そのとき例として挙げられたのが、「戦後大きな戦争に巻き込まれることのなかった日本は、戦争の恐ろしさを忘れている。だから近年右傾化が進んでいるのだ」という主張で、もしこの論が正しいとするならば、何度も大きな戦争を体験しているアメリカは非常に反戦的で、ここしばらく戦争体験のない北欧の国々なんかはとても好戦的でなければならないはずです。実際はどうなのかは言うまでもないですが。
 残虐なゲームが少年犯罪を助長するなんてのもそうで、戦後からほぼ一貫して少年犯罪は減少傾向にあるという事実ひとつで覆るのですが、ゲーム有害論を唱える方々はなぜかそういうデータは見えないみたいですね。不思議です。

 自分の親しんできたものは誰にとってもいいもので、そのよさが分からない奴ってのはつまらない人間で、世の中が悪いのは俺以外の誰かのせいっていうのは楽でいいんですけど、問題の解決にはならんと思います。まあ気づかないところから順番に消えていくんじゃないですかね。
 「それって本当にそうなの?」と考えることが、周囲に流されないコツなんじゃないでしょうか。

 とまあこう言っておいてなんですが、僕は普段本当にボンヤリ生きているので、もうなんかご飯がおいしければ難しいことなんかなんにも考えません。
 ボンヤリすることにかけてはちょっとそこいらの人には負けない自信があるぜ。

 とりあえず、同人誌などという費用対効果のすこぶる低いものを好んで購入している僕は、消費によって日本経済に結構貢献していると思うのです。だから旅行とかドライブとかしないけど勘弁してくれ、上の世代の人たちよ。
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