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自分の話に行き詰ると他人の話が読みたくなる。
他人の話を読むと感想を書きたくなる。
そして自分の話が進まない、そんな今日の創想話でございます。

かざみどり
豆蔵さん
http://coolier.ath.cx/~coolier/l_sosowa/anthologys.cgi?action=html2&key=20070204041416
 幻想郷縁起によってついてしまった悪評を振り払うべくカリスマアップを図る幽香、記事のネタにすべくそれに付き合う文、振り回される蟲とか人とかが織り成すゆうかりん萌えコメディー。

 幻想郷の誇る最強厨選手権第二位(一位チルノ)の幽香さんですが、二次創作では割と不憫な位置に置かれがちです。
 所構わず喧嘩を売って返り討ちにされるとか……行動原理が分かりやすい上に強いので、よく主役の「乗り越えるべき壁」としてボス扱い(悪く言えばかませ犬)を受けるとか。
 あとたまに主役になったかと思ったら、友達がほしいとか言って泣き出したり……なんか妙にへたれてたり……
 お前らゆうかりんに何かうらみでもあるのか。

 その点この作品は、幽香の「怖さ」(強さではなく)について触れられています。
     リグル・ナイトバグは、彼女の事を『捕食する花』だと言った。
     的を射る表現と同時に、なんて残酷な花だろうとも思う。
     近付いてはいけない、触れてはいけない……
     それが解っているのに近付いてしまう。
     そして触れてしまう。

 「花を操る程度の能力」という説明を聞いたとき、おそらく多くの人が拍子抜けしたものと思われます(僕とか)。
 他の最強格が境界とか運命とか永遠とかなんか凄そうなのが並んでいる中で、明らかに1ボス、せいぜい2ボス程度の能力。
 でも強い。
 その理由について、多くの人が色々な答えを考えてきましたが、この作品で出されたもの(彼女自身の生き方が「花」)は、僕にとって一番納得のいくものでした。
 納得行き過ぎて、僕の中での幽香のイメージがこれで固まってしまいそうです。
 また、山場にもって行くまでの話の流れがとても自然で、えてしてコメディーからの切り替わりには不自然感が付きまとうものですが、今回に限ってはそのようなことが全くありませんでした。
 最後に挟まれる霊夢のコメントも、きちっとしめる感じが出ていて白眉だと思います。

 花は、見るものの目をひきつけずにはいられないものです。
 コメディー調で描かれていますが、文中の村人達の反応もやむなきことなのかもしれません。
とにかく、「風見幽香」を書ききったことに喝采を送りたい。
 読み終わった後、とにかく何か語りたくなる作品でした。
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