なんかいろいろ。
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そういうわけで予告通り感想とか書いていこうと思います。
前も言ったような気がしますが、基本的にSSの感想なんて来ないものですので、ここをご覧になっている皆さんも、積極的に感想など書かれると、作者の方々が喜ぶのではないでしょうか。
……それとも、感想メールが来ないというのは俺だけの話で、みんな結構来るものなんでしょうか……
いや考えるのはよそう。
今回感想を書かせていただくのは以下のタイトルです。
・八雲考~姉妹の絆~
・晴れたらたくてぃくすイナバ
・るな×だい!
例によって微妙なネタばれアリですので注意。
前も言ったような気がしますが、基本的にSSの感想なんて来ないものですので、ここをご覧になっている皆さんも、積極的に感想など書かれると、作者の方々が喜ぶのではないでしょうか。
……それとも、感想メールが来ないというのは俺だけの話で、みんな結構来るものなんでしょうか……
いや考えるのはよそう。
今回感想を書かせていただくのは以下のタイトルです。
・八雲考~姉妹の絆~
・晴れたらたくてぃくすイナバ
・るな×だい!
例によって微妙なネタばれアリですので注意。
『八雲考~姉妹の絆~』
作:俄雨さん
彼の書く小説について、もう僕が言うべきこととか特にないんじゃないのかな……
しかしそれでは感想文にならないという。
今回、○○考シリーズ三作目にして完結編であるこの『八雲考』ですが、今作ではとうとう「博麗の巫女」や「幻想郷」といった東方世界の根幹にかかわる部分に切り込んできました。神話や歴史についての深い理解と考察、そしてそれらを読みやすく、しかも面白く纏め上げる作者氏の筆力については、今更言うまでもないことでしょう。読み終わった後、「もうこれが公式設定でよくね?」と思わされるのもいつものことです。
さて、この作品はおおよそ早苗、霊夢、藍、紫の四視点から語られることになります。起こった(起こした)事柄に対し、それぞれがそれぞれの思惑でもって行動していくのですが、この作品の素晴らしいところは、それぞれの人物について「なぜそうするのか?」「なぜそうなるのか?」という理由を、それぞれの過去の出来事、背景からきちんと理由付けしているという点です。
つまり、ある種突飛な、無茶だろとすら言えるような舞台設定、展開でありながら、その理由付けが十二分になされていることで、ナマの感情とリアルさを伴った「納得感」があるのです。ああ、そういうことなら、こうなってもおかしくないだろうなあ、という。
個人的な感想としては、設定の考察といった点よりも、この人物描写のほうが驚くに値するものでした。
委託とかされるのかどうか分かりませんが、前二作を読まれた方は必読、そうでない方もぜひ読んで欲しい作品だと思います。
あと駄目人間的感想としては
・早苗さんが最後に放った技ってあれかな、北斗有情破顔拳的な技なのかな とか、
・孕むっていう単語が出てくるたびにしらうお兄さん的な想像をしてしまうんですが とか、
まあ、阿呆の感想です。
『晴れたらたくてぃくすイナバ』
作:日間さん
ふじつぼの新刊。とある目的のために単身紅魔館へ赴いた妖怪ウサギ(オス)を救出するため、妹紅・鈴仙・てゐ・その他ウサギらが紅魔館に挑む。
さて、日間さん・永遠亭・紅魔館・集団戦といえばあの名作「オペレーション・カウントダウン」を想起せざるを得ないのですが、今作はどちらかというと、戦術的なそれよりは個々の考えや思いを重視して描いているように思います。
というのも、話の中心にいるのはオリジナルキャラクター二人(二羽)なのですが、ぶっちゃけた話、序盤でエンディングが想像つくので、あとはいかにその展開を納得できるか、いかにしてそういう展開に持っていくのか、という点が僕としては注目だったのです。
それで、結論から言いますと、大変に面白かったです。
お人よしな連中が、なんとかしてオリキャラの本懐を遂げさせてあげようと奮闘する様、そしてダイナミックかつテンポのいい展開は、娯楽小説として非常に楽しませてくれるものでした。
僕が取り立ててオリキャラに抵抗がないためかもしれませんが、ラストバトルの展開や伏線のめぐらし方は、なるほどこういう手もあるのか、と感心しましたね。
ただひとつ苦言を呈するとするなら、紅魔館側が本当にただの敵役になってしまっているので、もうちょい何か描写して欲しかったなあ、というのが。
『るな×だい!』
作:浅木原 忍さん
ルナサ×大妖精。
甘々百合小説に定評のある作者氏の新作は、なんというか、これまたまったく新しいカップリングというか、いい意味でよく思いつくわというか、なんというかまあごちそうさまでした。
130ページほどで起承転結をきっちりまとめ、かつ終始ニヤニヤさせてくれるという、とてもありがたい本です。
いわゆる波乱的な展開がないというのは賛否が別れる部分なのかもしれませんが、少なくとも僕にとっては、もう何も心配しないで読んでいけるというのはそれはそれでありがたい話であり、本の後ろ三分の一くらいが全部ハイパーラブラブちゅっちゅタイムで本当にもうごちそうさまでした。グレイズでもいいじゃない、KENZENだもの。
個人的には、気を許した相手には地の部分を見せる大ちゃんがめっさかわゆい。
というわけで、百合好きな方は読むべき。上でも言ったように短めなので、お菓子みたいな感覚で気楽に読むことのできます。どっちも甘々だし。うまいこと言ったつもりか。
続編があるかもしれないということで、次回作も含めて大期待というところです。
ちなみに、氏の新刊はもう一冊あったのですが、それはまた後日ということで。
というわけで以下次回。まだまだ読んでないのがあります。
作:俄雨さん
彼の書く小説について、もう僕が言うべきこととか特にないんじゃないのかな……
しかしそれでは感想文にならないという。
今回、○○考シリーズ三作目にして完結編であるこの『八雲考』ですが、今作ではとうとう「博麗の巫女」や「幻想郷」といった東方世界の根幹にかかわる部分に切り込んできました。神話や歴史についての深い理解と考察、そしてそれらを読みやすく、しかも面白く纏め上げる作者氏の筆力については、今更言うまでもないことでしょう。読み終わった後、「もうこれが公式設定でよくね?」と思わされるのもいつものことです。
さて、この作品はおおよそ早苗、霊夢、藍、紫の四視点から語られることになります。起こった(起こした)事柄に対し、それぞれがそれぞれの思惑でもって行動していくのですが、この作品の素晴らしいところは、それぞれの人物について「なぜそうするのか?」「なぜそうなるのか?」という理由を、それぞれの過去の出来事、背景からきちんと理由付けしているという点です。
つまり、ある種突飛な、無茶だろとすら言えるような舞台設定、展開でありながら、その理由付けが十二分になされていることで、ナマの感情とリアルさを伴った「納得感」があるのです。ああ、そういうことなら、こうなってもおかしくないだろうなあ、という。
個人的な感想としては、設定の考察といった点よりも、この人物描写のほうが驚くに値するものでした。
委託とかされるのかどうか分かりませんが、前二作を読まれた方は必読、そうでない方もぜひ読んで欲しい作品だと思います。
あと駄目人間的感想としては
・早苗さんが最後に放った技ってあれかな、北斗有情破顔拳的な技なのかな とか、
・孕むっていう単語が出てくるたびにしらうお兄さん的な想像をしてしまうんですが とか、
まあ、阿呆の感想です。
『晴れたらたくてぃくすイナバ』
作:日間さん
ふじつぼの新刊。とある目的のために単身紅魔館へ赴いた妖怪ウサギ(オス)を救出するため、妹紅・鈴仙・てゐ・その他ウサギらが紅魔館に挑む。
さて、日間さん・永遠亭・紅魔館・集団戦といえばあの名作「オペレーション・カウントダウン」を想起せざるを得ないのですが、今作はどちらかというと、戦術的なそれよりは個々の考えや思いを重視して描いているように思います。
というのも、話の中心にいるのはオリジナルキャラクター二人(二羽)なのですが、ぶっちゃけた話、序盤でエンディングが想像つくので、あとはいかにその展開を納得できるか、いかにしてそういう展開に持っていくのか、という点が僕としては注目だったのです。
それで、結論から言いますと、大変に面白かったです。
お人よしな連中が、なんとかしてオリキャラの本懐を遂げさせてあげようと奮闘する様、そしてダイナミックかつテンポのいい展開は、娯楽小説として非常に楽しませてくれるものでした。
僕が取り立ててオリキャラに抵抗がないためかもしれませんが、ラストバトルの展開や伏線のめぐらし方は、なるほどこういう手もあるのか、と感心しましたね。
ただひとつ苦言を呈するとするなら、紅魔館側が本当にただの敵役になってしまっているので、もうちょい何か描写して欲しかったなあ、というのが。
『るな×だい!』
作:浅木原 忍さん
ルナサ×大妖精。
甘々百合小説に定評のある作者氏の新作は、なんというか、これまたまったく新しいカップリングというか、いい意味でよく思いつくわというか、なんというかまあごちそうさまでした。
130ページほどで起承転結をきっちりまとめ、かつ終始ニヤニヤさせてくれるという、とてもありがたい本です。
いわゆる波乱的な展開がないというのは賛否が別れる部分なのかもしれませんが、少なくとも僕にとっては、もう何も心配しないで読んでいけるというのはそれはそれでありがたい話であり、本の後ろ三分の一くらいが全部ハイパーラブラブちゅっちゅタイムで本当にもうごちそうさまでした。グレイズでもいいじゃない、KENZENだもの。
個人的には、気を許した相手には地の部分を見せる大ちゃんがめっさかわゆい。
というわけで、百合好きな方は読むべき。上でも言ったように短めなので、お菓子みたいな感覚で気楽に読むことのできます。どっちも甘々だし。うまいこと言ったつもりか。
続編があるかもしれないということで、次回作も含めて大期待というところです。
ちなみに、氏の新刊はもう一冊あったのですが、それはまた後日ということで。
というわけで以下次回。まだまだ読んでないのがあります。
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