なんかいろいろ。
×
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こんにちは凡用人型兵器です。
恐ろしい勢いで半月とか経ちました。恐ろしいです。
一日使って書きました。
一瞬投稿しようかと思いましたが、
あまりにもオリキャラ臭が酷いので、怖くてここでお茶を濁そうと思います。
どうなんでしょうかね。
小悪魔自体はオリキャラではないですが、中身はオリキャラですし。
なんか皆さんが寛容だからつい勘違いしたくなるんですが。
そういうわけで、拙作の設定を引き継いでおりますので、
先にそれらを読んでくださるとわかりやすかったりそうでもなかったり。
ではよろしければどうぞ。
恐ろしい勢いで半月とか経ちました。恐ろしいです。
一日使って書きました。
一瞬投稿しようかと思いましたが、
あまりにもオリキャラ臭が酷いので、怖くてここでお茶を濁そうと思います。
どうなんでしょうかね。
小悪魔自体はオリキャラではないですが、中身はオリキャラですし。
なんか皆さんが寛容だからつい勘違いしたくなるんですが。
そういうわけで、拙作の設定を引き継いでおりますので、
先にそれらを読んでくださるとわかりやすかったりそうでもなかったり。
ではよろしければどうぞ。
【東方こぁー塚】
Episode 1 大図書館(vs霊夢):
……おや。これは、珍しいお客様ですね。
図書の貸し出しをご所望ですか?
「花の異変について調べてるのよ。
聞くだけ聞いてみるけど、小悪魔、何か知らない?」
さて、ここ数日、図書館から出てすらいないものですから。
「やっぱあんたじゃ無理か。
あんたのご主人に会わせてくれる? どうせ暇なんでしょ?」
人生の勝利者:
パチュリー様は日々、暇を忙しさに変換される行為にお忙しいのですよ。
ところで、私は小悪魔という名前ではないのですが……
負け犬:
「気づいてすらいないってのはどうなのかしらね。
これじゃああいつの知識とやらにも期待できなさそうだわ」
Episode 2 霧の湖(vsチルノ):
さて、花の異変とやらを見てみようと思ったはいいものの。
湖上では花も何もあったものではないですね。
「ちっちっ、甘いわね。誰か知らないけど」
おや、独り言を聞かれてしまいましたか。恥ずかしいことです。
それで、甘いとはどういうことなのでしょうか?
「私にかかれば、花なんていくらでも咲かせられるわ。
とっても綺麗な氷の花をね!」
人生の勝利者:
なるほど、確かに。素敵な六花を見せていただきました。
ですが、異変と言うほどではありませんね。
負け犬:
「氷の花は枯れず、腐らず。消えるときまで綺麗なもんよ。
私ってばブンガクテキでしょ?」
Episode 3 幻想原(vs咲夜):
は……はぁ。なるほど。
なるほどなるほど。そういう異変なのですか。
各々の色が、種々の花となっているのですね。
「分かるのが早すぎだわ。
それとも、メイドには分からない類の問題なのかしら」
いえいえ。これはおそらく、私の種族ゆえに。
ところで咲夜様、こんなところで何を?
「それはむしろ、私が聞きたいわね。
こんなところで何をしているのかしら、小悪魔」
人生の勝利者:
私見ですが、この異変は、放っておいても取り立てて害はないと思われますよ。
しかし、なぜ皆様、私のことを小悪魔とお呼びになるので?
負け犬:
「さあ、得意の話術で煙に巻こうと思っても、そうはいかないわよ。
何が起こっているのか、教えてもらうわ」
Episode 4 妖怪獣道(vsミスティア):
さて、あっさりとタネが割れてしまいましたが……
「あーいさーれメーイクでたーまのこしー♪」
こんなに綺麗なら、あちこち見て回るのも悪くないかもしれません。
「こーあくーまファッションでターマを殺(と)れー♪」
暗殺に向く服装ではないと思いますがねぇ。
人生の勝利者:
ファッションよりは、どちらかと言うとファッショのほうが好きですね。
負け犬:
「たまのこしって何だろう。タマの腰?」
Episode 5 迷いの竹林(vsてゐ):
弱りましたね。どこから出たものか……
「あー、また誰か来た。面倒くさいわねぇ。
来た方向くらい記憶しておきなさいよ」
ニンジンの欠片を撒きながら来たのですが、食べられてしまったのです。
すみませんが、出口を教えていただけますか?
「そりゃ悪かったわね。みんな食い意地張ってるから。
ま、私に会えたんならそのうち出られるでしょ」
ふむ。それは一体、どういうことでしょうか?
人生の勝利者:
「私は出会った人を幸せにできる能力を持っているのよ」
それは偶然ですね。
私も、周囲を幸せにすることに無上の喜びを感じる性質でして。
「ユニット組む? 報酬は七:三で」
報酬の面でも私を幸せにしてくださるのですか。
あなた様は素晴らしい人格者ですね。
負け犬:
「なんか、あんたからは商売敵の匂いを感じるわ。
今のうちに釘を刺しておくべきかしら?」
Episode 6 迷いの竹林(vs魔理沙):
ああ、そうそう。見覚えがあります。ここを通ってきたのでしたね。
ようやく出られそうです。
「げ、お前か」
おや、魔理沙様。偶然ですね。
「こんなところで何してる?」
そう身構えないでくださいな。ただの散歩ですよ。
それに、最近は霖之助様にも会っておりませんし。
「本当か? いや、それならいいんだが……」
まあ、これから会いに伺ってもいいわけですが。
「やっぱ腹立つなお前! おとなしく本の整理してろよ!
無為徒食って言葉知ってるか!?」
人生の勝利者:
乞食行(こつじきぎょう)というものをご存知でしょうか。
修行僧たるもの、自らの手で食物を生産・狩猟してはならず、
全て托鉢によって生きるべしとする修行なのですが。
「何が言いたいんだ?」
一生涯を言わばタカリで生きるためには、極めて高廉な人格が求められます。
つまり自画自賛なのですが。ふふ。
「なにが、ふふ、だ。よく言うぜ、この小悪魔……」
魔理沙様も、本をこちらから差し出したくなるくらいの、
大人物を目指されてみてはいかがですか?
負け犬:
「ふん、駆け引きならともかく、弾幕でお前に負けるわけないだろ」
Episode 7 大蝦蟇の池(vs文):
狭いようで、意外と広いのですね、幻想郷とは。
少し休みましょうか。
「わくわく」
どうにも、独り言を呟くたびに、どなたかがいらっしゃいます。
「それはほら、様式美というものですよ。
それにしても驚きましたね」
私に何か御用でしょうか、記者様。
「図書館に取材へ赴いた折、何度かあなたを見かけたことがありますが、
失礼ながらこんなにお強い方だとは思いませんでした。
俄然あなたへの興味が湧いてきましたよ」
おや、どこからご覧になっていたのでしょう。人の悪い方です。
「図書館に潜む悪魔、その秘めたる実力! 今明かされる彼女の正体とは!?
うーん、なかなかそそるタイトルです!」
どうにも近視眼的な方です。困りましたねぇ。
人生の勝利者:
私はただの居候、名もない悪魔に過ぎません。
「うーん、その含んだ言い方がまた気になります」
私なぞ取材しても、とくに面白いこともありませんよ。
なにせ、周囲にいらっしゃるのが灰汁の強い方々ばかりでして、
日々存在感を出すのに必死なのですから。
「そ、そうは思えませんが……」
負け犬:
「近視とは失礼ですね。天狗の眼は千里を見通します。
では取材を始めましょうか」
Episode 8 再思の道(vs小町):
さて、長い散歩もそろそろ終着点でしょうか。
「おいおい、やめてくれよ! 仕事が増える。
自殺なんて――って、ンなわけないか」
ええ。こんなに毎日が楽しいのに、自殺などするはずが。
「いや、そうじゃなくてさ。悪魔の自殺なんて聞いたことないから」
ふむ、あなた様は死神ですね。私とは似て非なる存在です。
「扱う物は同じだけどね。あたいは渡す。あんたらは……そういや何するの?」
さて、それは企業秘密でして。
しかし、お節介とは存じますが、私の相手なぞしていてよろしいので?
「何がさ?」
ほら、綺麗なお花が……
「ん? あ……あれぇー!? な、なんだこりゃ?」
気づいておられなかったのですか。
「いや、その、ずっと寝ててさぁ……
そうだ、あんたちょっと手伝っとくれ!」
無茶をおっしゃる。悪魔が関わるのは、生きている人間だけですよ。
「あたい一人でこんなの処理できるわけないだろ!
こうなれば無理にでも手伝ってもらう!」
人生の勝利者:
「うう、くそ、やたらと強いな」
いえ、単なる時の運ですよ。
命じられれば別ですが、私個人の戦闘力など高が知れております。
「これだから悪魔は嫌いなんだ。ボランティア精神ってものがない。
薄給に泣きながら仕事してるあたいを哀れだと思わないのかね」
寝てらしたのでしょう?
それに、私でよろしいのでしたら、いくらでも話し相手を仕りますが、
あんまり休んでばかりのようですと……
『小町! ちゃんと仕事なさい!』
「きゃん!」
ほら、怖い方がいらっしゃいました。
負け犬:
「二人でわけあえば苦しみは半分。速度は倍。
掬い取るばかりじゃなくて、たまには救ってみるのもいいだろう?」
Episode Final(vs映姫):
とても素敵な桜です。そう思いませんか?
「紫の桜は罪の具現。
それを美しく思えるのならば、あなたの本質が罪であることの証左なのです」
ええまあ、私も自分の本質が真善美であるなどとは思いませんが。
「……悪魔ですか。悪魔とは人の弱さの象徴。
正しき行いによる正しき結果に飽き足らず、
人は外道の所業をもって己が望みを果たそうとする。
その終着に待つものは地獄でしかないことも知らずに」
地獄など。何を恐れることがありましょう?
哀れな罪人が群れ、統括する卒は威張り散らし、あるのは苦しみばかり。
現世と何が異なるというのでしょうか?
なれば左道でも外道でも用いて、享楽を追い求めるは当然のこと。
「私はあなたと罪について議論するために来たのではありません。
あなたの罪について話すために来たのです」
そうおっしゃいましても。私ども悪魔は罪を作るためにいるわけでして。
「そのことではありません。
種族のことを言うのならば、むしろそれは善行であると言えます。
しかるに、近年のあなたの行いは、あまりにも目に余る」
と、おっしゃいますと。
「あなたは、面白そうだと見れば事態に介入し、
それでいて傍観者の立場を崩さず、ただ場をかき回す。
それは本来の悪魔の行いからは、大きく逸脱したものです。
そう、あなたには、真摯さが足りなすぎる」
……
「このままでは反感だけが募り、あなたは次第に孤立していくでしょう。
幻想郷で生きるのならば、それはあなたも望まないのではありませんか?」
おかしなことをおっしゃいますね、閻魔様。
私は楽しい世の中を作るために、鋭意努力しているのです。
真摯ならば良いのですか? 明快ならば良いのですか?
籠の鳥がいないと泣く少女に、そこの野良猫が食べてしまったのよと、
はっきり告げることが正しいのですか?
「痛みを伴う真実は明日への糧となる。
たとえ今日は耐えられずとも、明日はきっと耐えられるでしょう。
真理とは、常に白と黒の中にあるもの。
楽しさばかりを追い求める先には、成長はないと知りなさい!」
負け犬:
「搦め手ばかり使ってきたあなたには、直球は返せない。
痛みから逃げず、向き合うことこそが重要なのです」
〜
Epilougue:
かび臭い空気が支配する、薄暗い場所。
ヴワル大図書館は、今日もただここに存在した。
魔理沙「邪魔するぜ」
小悪魔「いらっしゃいませ、魔理沙様。
今日こそ本を……返していただけそうにないですね」
魔理沙「ああ、手ぶらだぜ。だが安心しろ、帰りは手ぶらじゃない」
小悪魔「もう、怒られるのは私なのですよ」
魔理沙「お前が怒られても私は困らん。
ところで……なんだか珍しい奴がいるな」
てゐ 「私もなんてここにいるんだかよくわからないんだけどね」
小悪魔「まあそうおっしゃらずに。みんなで幸せになりましょう」
てゐ 「むう。他人に言われると、物凄く胡散臭いわ」
魔理沙「むしろお前らの存在自体が胡散臭いぜ」
小悪魔「悪魔とは、関わった方を幸せにするのが仕事なのです。
私は職務に忠実なだけなのですよ」
魔理沙「きっちり対価取ってるだろうが。
そんなだから小悪魔って呼ばれるんだよ」
小悪魔「いいではありませんか、それで八方丸く収まるなら。
もっと世の中を楽しくするためにはどうしたらいいか、
こうして共に真面目に考えようというのです。ねえ、てゐ様?」
てゐ 「早まったかなぁ」
小悪魔「私の目論見としましては、そうして世界を遍く愛の光で覆えば、
結果的にパチュリー様も私の愛を受け入れてくださるはずなのです」
魔理沙「遠大な計画だな……
受け入れるも何も、パチュリーとお前の関係ってどうなんだ?」
小悪魔「ふふ、聞いてくださいますか。なんと最近は、
私が『パチュリー様』と話しかけましたら、『なに?』と
返事をしてくださるようになったのです! 大進歩です!」
魔理沙「……ああ。なんか、お前のことが、ほんの少しだが、
好きになれそうな気がしてきたぜ」
小悪魔「ありがとうございます。三人寄れば文殊の知恵、と申します。
これで、素晴らしいアイデアが浮かぶに相違ございません」
魔理沙「勝手に仲間にするな」
てゐ 「帰りたい……」
人生は楽しくあるべき。
閻魔は一つ大きな勘違いをしていた。彼女は、いつだって真面目なのである。
ただ、大真面目に場をかき回しているだけなのだ。
悪魔を必要とする人などというのは、大体が暗い顔色をし、
眉根を寄せて思い悩んでいるものだ。
ならば徹底的に道化になりきるのが悪魔の役割である。
そんな生き方は孤立すると閻魔は言ったが、とんでもない。
今だって、賛同者が二人もいるではないか。
面白くってためになる。こんな善行が他にあるだろうか。
一人ほくそえむ、ヴワルの名もなき悪魔だった。
Congratulations! Ending No.666
お粗末さまでした。
なお、このSSのテンプレは、門板のスレ「勝手に花映塚」から
とらせていただいております。良スレです。
余談ですが、もし東方が31人の絶望生徒だったら、
ザナは間違いなく木津千里。
私、白黒はっきりしてないと嫌なんです。
おまけ(ぼくのかんがえたプレーヤーキャラ)
, :"`7ヽ,ィハ'::ヽ.,__ _
,ヘ、,./:::::::ァヽ,r'ヘ!:::::::::ヽ;ヽ/7`ヽ.
,.ィ´ / 〉'::;ィ/::::/:i:::::i::';::';::::::';ィヽ.r⌒^
⌒ヘ/ /::/:::i-/‐::ハ:::ハ‐!-ハ:::::Y⌒',
7::/::::ァ;=t、」 レ'!ォ'=;t、!:::::i:::::::i
,':::,':/il' k_r! ' k_,r!〉ハ::::iフハ
イ:::i:/-!"´ `"!::';::i::::::::',
.!:::/::::!ゝ、 i ̄`l ,.イ:::i:::i:::::::ハ
レ'Vへ|:7:`>-r ''「/::!ハへ:::!/
レ'ヽ,.「7!_/'7i`'ヽレ' Y
灰色に棲む小さな混沌 名無しの悪魔
移動速度 ☆
チャージ速度 ☆☆☆☆
吸霊有効範囲 蝙蝠の翼状(小)
吸霊移動速度 ☆☆☆☆
吸霊発生速度 ☆☆☆☆☆
特技 被弾時に、相手のフィールドへ大量のクナイ弾を降らす。
弾の量は残ライフに反比例するが、ライフが0になったときは無効。
座右の銘 嘘も方便
EXアタック:デーモンリトルウォーク
画面上部から下部に向かって、レーザー状の紅い直線を放つ。ゆっくりめ。
(龍の頸の玉で沢山撃たれるあれみたいな奴)
チャージショット:ヒュージスフィア
例の、見た目の割に当たり判定の小さい大弾を前後左右に放つ。
チャージ2:唆符「一期一会の幸運」
発生後ランダムで数秒経ってから、不意に高速の誘導弾が一発襲う。
弾の大きさはレベル依存。
チャージ3:唆符「一期一会の幸運」
チャージ2の強化版。更にタイムラグの幅が大きくなり、速度も上がる。
BOSSアタック:魂符「虚言解脱」
相手を円で囲むように大弾を放つ。囲みはレベルや時間経過と共に狭まる。
たまに一箇所隙間が空くが、そこからは時間差でレーザーが飛んでくる。
Episode 1 大図書館(vs霊夢):
……おや。これは、珍しいお客様ですね。
図書の貸し出しをご所望ですか?
「花の異変について調べてるのよ。
聞くだけ聞いてみるけど、小悪魔、何か知らない?」
さて、ここ数日、図書館から出てすらいないものですから。
「やっぱあんたじゃ無理か。
あんたのご主人に会わせてくれる? どうせ暇なんでしょ?」
人生の勝利者:
パチュリー様は日々、暇を忙しさに変換される行為にお忙しいのですよ。
ところで、私は小悪魔という名前ではないのですが……
負け犬:
「気づいてすらいないってのはどうなのかしらね。
これじゃああいつの知識とやらにも期待できなさそうだわ」
Episode 2 霧の湖(vsチルノ):
さて、花の異変とやらを見てみようと思ったはいいものの。
湖上では花も何もあったものではないですね。
「ちっちっ、甘いわね。誰か知らないけど」
おや、独り言を聞かれてしまいましたか。恥ずかしいことです。
それで、甘いとはどういうことなのでしょうか?
「私にかかれば、花なんていくらでも咲かせられるわ。
とっても綺麗な氷の花をね!」
人生の勝利者:
なるほど、確かに。素敵な六花を見せていただきました。
ですが、異変と言うほどではありませんね。
負け犬:
「氷の花は枯れず、腐らず。消えるときまで綺麗なもんよ。
私ってばブンガクテキでしょ?」
Episode 3 幻想原(vs咲夜):
は……はぁ。なるほど。
なるほどなるほど。そういう異変なのですか。
各々の色が、種々の花となっているのですね。
「分かるのが早すぎだわ。
それとも、メイドには分からない類の問題なのかしら」
いえいえ。これはおそらく、私の種族ゆえに。
ところで咲夜様、こんなところで何を?
「それはむしろ、私が聞きたいわね。
こんなところで何をしているのかしら、小悪魔」
人生の勝利者:
私見ですが、この異変は、放っておいても取り立てて害はないと思われますよ。
しかし、なぜ皆様、私のことを小悪魔とお呼びになるので?
負け犬:
「さあ、得意の話術で煙に巻こうと思っても、そうはいかないわよ。
何が起こっているのか、教えてもらうわ」
Episode 4 妖怪獣道(vsミスティア):
さて、あっさりとタネが割れてしまいましたが……
「あーいさーれメーイクでたーまのこしー♪」
こんなに綺麗なら、あちこち見て回るのも悪くないかもしれません。
「こーあくーまファッションでターマを殺(と)れー♪」
暗殺に向く服装ではないと思いますがねぇ。
人生の勝利者:
ファッションよりは、どちらかと言うとファッショのほうが好きですね。
負け犬:
「たまのこしって何だろう。タマの腰?」
Episode 5 迷いの竹林(vsてゐ):
弱りましたね。どこから出たものか……
「あー、また誰か来た。面倒くさいわねぇ。
来た方向くらい記憶しておきなさいよ」
ニンジンの欠片を撒きながら来たのですが、食べられてしまったのです。
すみませんが、出口を教えていただけますか?
「そりゃ悪かったわね。みんな食い意地張ってるから。
ま、私に会えたんならそのうち出られるでしょ」
ふむ。それは一体、どういうことでしょうか?
人生の勝利者:
「私は出会った人を幸せにできる能力を持っているのよ」
それは偶然ですね。
私も、周囲を幸せにすることに無上の喜びを感じる性質でして。
「ユニット組む? 報酬は七:三で」
報酬の面でも私を幸せにしてくださるのですか。
あなた様は素晴らしい人格者ですね。
負け犬:
「なんか、あんたからは商売敵の匂いを感じるわ。
今のうちに釘を刺しておくべきかしら?」
Episode 6 迷いの竹林(vs魔理沙):
ああ、そうそう。見覚えがあります。ここを通ってきたのでしたね。
ようやく出られそうです。
「げ、お前か」
おや、魔理沙様。偶然ですね。
「こんなところで何してる?」
そう身構えないでくださいな。ただの散歩ですよ。
それに、最近は霖之助様にも会っておりませんし。
「本当か? いや、それならいいんだが……」
まあ、これから会いに伺ってもいいわけですが。
「やっぱ腹立つなお前! おとなしく本の整理してろよ!
無為徒食って言葉知ってるか!?」
人生の勝利者:
乞食行(こつじきぎょう)というものをご存知でしょうか。
修行僧たるもの、自らの手で食物を生産・狩猟してはならず、
全て托鉢によって生きるべしとする修行なのですが。
「何が言いたいんだ?」
一生涯を言わばタカリで生きるためには、極めて高廉な人格が求められます。
つまり自画自賛なのですが。ふふ。
「なにが、ふふ、だ。よく言うぜ、この小悪魔……」
魔理沙様も、本をこちらから差し出したくなるくらいの、
大人物を目指されてみてはいかがですか?
負け犬:
「ふん、駆け引きならともかく、弾幕でお前に負けるわけないだろ」
Episode 7 大蝦蟇の池(vs文):
狭いようで、意外と広いのですね、幻想郷とは。
少し休みましょうか。
「わくわく」
どうにも、独り言を呟くたびに、どなたかがいらっしゃいます。
「それはほら、様式美というものですよ。
それにしても驚きましたね」
私に何か御用でしょうか、記者様。
「図書館に取材へ赴いた折、何度かあなたを見かけたことがありますが、
失礼ながらこんなにお強い方だとは思いませんでした。
俄然あなたへの興味が湧いてきましたよ」
おや、どこからご覧になっていたのでしょう。人の悪い方です。
「図書館に潜む悪魔、その秘めたる実力! 今明かされる彼女の正体とは!?
うーん、なかなかそそるタイトルです!」
どうにも近視眼的な方です。困りましたねぇ。
人生の勝利者:
私はただの居候、名もない悪魔に過ぎません。
「うーん、その含んだ言い方がまた気になります」
私なぞ取材しても、とくに面白いこともありませんよ。
なにせ、周囲にいらっしゃるのが灰汁の強い方々ばかりでして、
日々存在感を出すのに必死なのですから。
「そ、そうは思えませんが……」
負け犬:
「近視とは失礼ですね。天狗の眼は千里を見通します。
では取材を始めましょうか」
Episode 8 再思の道(vs小町):
さて、長い散歩もそろそろ終着点でしょうか。
「おいおい、やめてくれよ! 仕事が増える。
自殺なんて――って、ンなわけないか」
ええ。こんなに毎日が楽しいのに、自殺などするはずが。
「いや、そうじゃなくてさ。悪魔の自殺なんて聞いたことないから」
ふむ、あなた様は死神ですね。私とは似て非なる存在です。
「扱う物は同じだけどね。あたいは渡す。あんたらは……そういや何するの?」
さて、それは企業秘密でして。
しかし、お節介とは存じますが、私の相手なぞしていてよろしいので?
「何がさ?」
ほら、綺麗なお花が……
「ん? あ……あれぇー!? な、なんだこりゃ?」
気づいておられなかったのですか。
「いや、その、ずっと寝ててさぁ……
そうだ、あんたちょっと手伝っとくれ!」
無茶をおっしゃる。悪魔が関わるのは、生きている人間だけですよ。
「あたい一人でこんなの処理できるわけないだろ!
こうなれば無理にでも手伝ってもらう!」
人生の勝利者:
「うう、くそ、やたらと強いな」
いえ、単なる時の運ですよ。
命じられれば別ですが、私個人の戦闘力など高が知れております。
「これだから悪魔は嫌いなんだ。ボランティア精神ってものがない。
薄給に泣きながら仕事してるあたいを哀れだと思わないのかね」
寝てらしたのでしょう?
それに、私でよろしいのでしたら、いくらでも話し相手を仕りますが、
あんまり休んでばかりのようですと……
『小町! ちゃんと仕事なさい!』
「きゃん!」
ほら、怖い方がいらっしゃいました。
負け犬:
「二人でわけあえば苦しみは半分。速度は倍。
掬い取るばかりじゃなくて、たまには救ってみるのもいいだろう?」
Episode Final(vs映姫):
とても素敵な桜です。そう思いませんか?
「紫の桜は罪の具現。
それを美しく思えるのならば、あなたの本質が罪であることの証左なのです」
ええまあ、私も自分の本質が真善美であるなどとは思いませんが。
「……悪魔ですか。悪魔とは人の弱さの象徴。
正しき行いによる正しき結果に飽き足らず、
人は外道の所業をもって己が望みを果たそうとする。
その終着に待つものは地獄でしかないことも知らずに」
地獄など。何を恐れることがありましょう?
哀れな罪人が群れ、統括する卒は威張り散らし、あるのは苦しみばかり。
現世と何が異なるというのでしょうか?
なれば左道でも外道でも用いて、享楽を追い求めるは当然のこと。
「私はあなたと罪について議論するために来たのではありません。
あなたの罪について話すために来たのです」
そうおっしゃいましても。私ども悪魔は罪を作るためにいるわけでして。
「そのことではありません。
種族のことを言うのならば、むしろそれは善行であると言えます。
しかるに、近年のあなたの行いは、あまりにも目に余る」
と、おっしゃいますと。
「あなたは、面白そうだと見れば事態に介入し、
それでいて傍観者の立場を崩さず、ただ場をかき回す。
それは本来の悪魔の行いからは、大きく逸脱したものです。
そう、あなたには、真摯さが足りなすぎる」
……
「このままでは反感だけが募り、あなたは次第に孤立していくでしょう。
幻想郷で生きるのならば、それはあなたも望まないのではありませんか?」
おかしなことをおっしゃいますね、閻魔様。
私は楽しい世の中を作るために、鋭意努力しているのです。
真摯ならば良いのですか? 明快ならば良いのですか?
籠の鳥がいないと泣く少女に、そこの野良猫が食べてしまったのよと、
はっきり告げることが正しいのですか?
「痛みを伴う真実は明日への糧となる。
たとえ今日は耐えられずとも、明日はきっと耐えられるでしょう。
真理とは、常に白と黒の中にあるもの。
楽しさばかりを追い求める先には、成長はないと知りなさい!」
負け犬:
「搦め手ばかり使ってきたあなたには、直球は返せない。
痛みから逃げず、向き合うことこそが重要なのです」
〜
Epilougue:
かび臭い空気が支配する、薄暗い場所。
ヴワル大図書館は、今日もただここに存在した。
魔理沙「邪魔するぜ」
小悪魔「いらっしゃいませ、魔理沙様。
今日こそ本を……返していただけそうにないですね」
魔理沙「ああ、手ぶらだぜ。だが安心しろ、帰りは手ぶらじゃない」
小悪魔「もう、怒られるのは私なのですよ」
魔理沙「お前が怒られても私は困らん。
ところで……なんだか珍しい奴がいるな」
てゐ 「私もなんてここにいるんだかよくわからないんだけどね」
小悪魔「まあそうおっしゃらずに。みんなで幸せになりましょう」
てゐ 「むう。他人に言われると、物凄く胡散臭いわ」
魔理沙「むしろお前らの存在自体が胡散臭いぜ」
小悪魔「悪魔とは、関わった方を幸せにするのが仕事なのです。
私は職務に忠実なだけなのですよ」
魔理沙「きっちり対価取ってるだろうが。
そんなだから小悪魔って呼ばれるんだよ」
小悪魔「いいではありませんか、それで八方丸く収まるなら。
もっと世の中を楽しくするためにはどうしたらいいか、
こうして共に真面目に考えようというのです。ねえ、てゐ様?」
てゐ 「早まったかなぁ」
小悪魔「私の目論見としましては、そうして世界を遍く愛の光で覆えば、
結果的にパチュリー様も私の愛を受け入れてくださるはずなのです」
魔理沙「遠大な計画だな……
受け入れるも何も、パチュリーとお前の関係ってどうなんだ?」
小悪魔「ふふ、聞いてくださいますか。なんと最近は、
私が『パチュリー様』と話しかけましたら、『なに?』と
返事をしてくださるようになったのです! 大進歩です!」
魔理沙「……ああ。なんか、お前のことが、ほんの少しだが、
好きになれそうな気がしてきたぜ」
小悪魔「ありがとうございます。三人寄れば文殊の知恵、と申します。
これで、素晴らしいアイデアが浮かぶに相違ございません」
魔理沙「勝手に仲間にするな」
てゐ 「帰りたい……」
人生は楽しくあるべき。
閻魔は一つ大きな勘違いをしていた。彼女は、いつだって真面目なのである。
ただ、大真面目に場をかき回しているだけなのだ。
悪魔を必要とする人などというのは、大体が暗い顔色をし、
眉根を寄せて思い悩んでいるものだ。
ならば徹底的に道化になりきるのが悪魔の役割である。
そんな生き方は孤立すると閻魔は言ったが、とんでもない。
今だって、賛同者が二人もいるではないか。
面白くってためになる。こんな善行が他にあるだろうか。
一人ほくそえむ、ヴワルの名もなき悪魔だった。
Congratulations! Ending No.666
お粗末さまでした。
なお、このSSのテンプレは、門板のスレ「勝手に花映塚」から
とらせていただいております。良スレです。
余談ですが、もし東方が31人の絶望生徒だったら、
ザナは間違いなく木津千里。
私、白黒はっきりしてないと嫌なんです。
おまけ(ぼくのかんがえたプレーヤーキャラ)
, :"`7ヽ,ィハ'::ヽ.,__ _
,ヘ、,./:::::::ァヽ,r'ヘ!:::::::::ヽ;ヽ/7`ヽ.
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灰色に棲む小さな混沌 名無しの悪魔
移動速度 ☆
チャージ速度 ☆☆☆☆
吸霊有効範囲 蝙蝠の翼状(小)
吸霊移動速度 ☆☆☆☆
吸霊発生速度 ☆☆☆☆☆
特技 被弾時に、相手のフィールドへ大量のクナイ弾を降らす。
弾の量は残ライフに反比例するが、ライフが0になったときは無効。
座右の銘 嘘も方便
EXアタック:デーモンリトルウォーク
画面上部から下部に向かって、レーザー状の紅い直線を放つ。ゆっくりめ。
(龍の頸の玉で沢山撃たれるあれみたいな奴)
チャージショット:ヒュージスフィア
例の、見た目の割に当たり判定の小さい大弾を前後左右に放つ。
チャージ2:唆符「一期一会の幸運」
発生後ランダムで数秒経ってから、不意に高速の誘導弾が一発襲う。
弾の大きさはレベル依存。
チャージ3:唆符「一期一会の幸運」
チャージ2の強化版。更にタイムラグの幅が大きくなり、速度も上がる。
BOSSアタック:魂符「虚言解脱」
相手を円で囲むように大弾を放つ。囲みはレベルや時間経過と共に狭まる。
たまに一箇所隙間が空くが、そこからは時間差でレーザーが飛んでくる。
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