なんかいろいろ。
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リグリストたちに繋いでくれ。こちら凡用人型兵器。リグリストたちに至急連絡を
「いったい何が始まるんです?」
だ!
リグル始まりすぎだろ最近……
どうなるのか分かりませんが、盛り上がるといいなあ。
一応念のために言っておきますと、僕はまったく関わってないので、完全に単なるリグルファンとして、時間を作って何か寄稿したいなあ、とか思っています。
というわけで、感想文の続きです。
『天体万華鏡 -本詰妖精 弐-』雨水溜まり
なんか妖精の話ばっかり書いてる気がする雨虎さんの本。
『本詰妖精 壱』は去年の夏頒布で、この本とは一部設定を引き継いでいる(多分)が、直接的な話のつながりは無いので、壱を読んでないと駄目ということは無い。
プロローグの後、同一の事件をサニー視点とルナ視点の二つから見て、そのところどころにスターの日記という名のコメントが入る、という構成になっている。
白月精の巻末小説である、ルナと紫の話をさらに展開させたものとなっており、三月精らしからぬシリアスなストーリーが繰り広げられる。とはいえ、三月精たちの「お互いのことが好き」という大前提は最後まで崩れずに進んでいくため、シリアスな場面でもどこか安心して読み進めることができた。クライマックスの場面以外は……
全体として、妖精たちの特徴がよく捉えられており、犬程度で手も足も出なくなるあたりは他のキャラクターの話ではとても見ることはできまい。終始一貫して作者の「俺は妖精たちが好きなんじゃボケ! 文句あっか!」という感情がこれでもかと溢れていて、非常に好感が持てる。こういう愛情だだ漏れの作品は見ていて気持ちがいいね。行き過ぎるとアレだけど……
ただ、最後にルナがああなるのは、ちょっとご都合主義なんじゃないかなあ、とも思う。衝撃のクライマックスから綺麗なまとまり方をしていた分、その一点が目立つというか。あるいは続編への伏線かもしれないが……その辺は不明なので、なんとも。
あと、誤字脱字がちょっと目立ったのも残念かも。時間無かったのかな……
『三本足の鴉を殺し』四面楚歌
お燐視点からの地霊殿本編の話……と言えばいいのだろうか。
お燐とお空の出会いの場面から、友情を深め、地霊殿の話にいたり、それが終わるまでを描いている。
ただし、題名からも分かる通り、ただの友情もので終わらないところが面白い。そしておっかない。
本の前半部分で、お燐とお空がお互いをかけがえの無い存在であると思っていることを丁寧に描写している分、後半におけるボタンの掛け違い的なすれ違いが生きてきて、終盤に明かされる「な、なんだってー!」なエピソードと共に、頼むからハッピーエンドで終わりますように、という気持ちにさせてくれる。
もちろん、原作地霊殿のエンディングを見る限り、全体的に丸く収まることは約束されているのだけれど、この本においてそれが忠実に再現されるとは限らないし、何より書いている人が書いている人なので、なんかとんでもなく後味悪い話になる可能性も否定できないわけで。
別に作者である人比良さんも暗い話ばかり書いているわけではなく、コメディタッチの話やほのぼの百合話も沢山書いているはずなのだけど、イメージというのは恐ろしいもので、人比良さんというとなにやら幻想郷が滅亡するとか、なんか人が死ぬとか、そんなような話になるのではないかという気がしてならず、安心できません! 全然!
それはともかく、新書サイズで120ページほどなので、サクサクと読み進めることができました。お互いのことを思いやる二人を冷静な文体でつづった、綺麗な本だと思います。あとこいしちゃんのキャラ造形がよく、狂言まわしとして要所要所で活躍していたのも印象深かったです。
『私のヒマワリ畑にようこそ』穂積名堂
メンバー四人によるゆうかりん合同。各人の幽香像が存分に発揮された本になっているが、大体どの話もさでずむ溢れる幽香様になっているので、一人くらい純情乙女な幽香ちゃんを書いてくれてもよかったのではないかという気がしないでもない。これは感想というよりただの願望ですね。自分で書けって話ですね。
・FLOWERING FEVER/河瀬圭さん
最近幻想郷原住の妖怪が異変起こしてないよ! なにやってんの! で、自分で異変を起こしちゃった幽香さんVS妖々夢トリオ。
おそらくバトルメインの話というように捉えていいと思うのだが、ページ数が少ないために、本当にバトって終わりみたいな話になってしまっているのが残念。
そして当たり前のように咲夜が目立っていた。俺この人が書いたSSで咲夜が出てないの見たことないんだけど、出さないと死ぬ病気にでもかかっているのかな。多分そうだろうな。禁断症状が出るって書いてあったからな。病気なら仕方ないな。
見所は花粉症霊夢。
・極☆ちょ!?/床間たろひさん
暇だからちょっと死んでみた幽香さんは、死んでもやっぱり外道だった。
床間さんというと渋い話のイメージが強いのだけれど、こういうコメディ色の強い話も書くのですね。うむ。
幽香さんはパワーのみならず、その気性だけでも圧倒的に強かった。という。それに振り回される映姫の寿命がストレスでマッハになりそうな感じだったが、おそらく床間さん的には映姫をいじめられて満足だったんだろうなあ、とか思った。
で、やっぱり、ページ数が少ない。おいそこで終わりかよ! いや短編ギャグ小説としては正しいのかもしれないけど、そこで終わりは無いだろう!
・こんなにも向日葵が綺麗だから/hodumiさん
愛用の傘がなくなった→惨劇の幕開け、な幽香さん。
さっきから少ない少ないと言っているけれど、ページ少ねえっす……!
なんかマジで幽香があちこち行った先の人をいじめてるだけの話っぽいです……!
しかも霊夢とか何にも悪くないのに神社を半壊させられちゃって、幽香さんマジ外道というテーマに即しまくった、ってそれは前の本か。
・幽現の花/紫さん
ついうっかり妖夢を殺害してしまった幽香が、罰ゲームで幽々子の小間使いをする話。
正直言って、四篇の中では一番読み応えがあった。物理的に一番長いというのもあるのだけれど、あまり接点の無さそうな二人を絡めるために、過去における出来事を作って読み手を感情移入させるという手法が上手い。
飄々としてとらえどころの無い幽々子に調子を狂わされっぱなしな幽香さんも萌えどころ。
あとは櫛枝という名前にニヤリとしてみたり。ファンサービスうまいですね。
・総評
全員紫さんくらい書いてくれれば……と思わずにはいられない。
メンバーの実力に関しては折り紙つきであり、僕ごときがああだこうだと言うことも無いのだけど、その分短さが残念極まりないというか。所々、ルビが変だったのも重箱の隅のようですが気になりました。
あと、おそらく全員で話し合って、それぞれバトルとかほのぼのとかジャンル分けをしたのだと思うが、どうせならサド幽香と純情幽香とねぼすけ幽香とのうかりんみたいに幽香の個性も分けて……これは感想ではなくて願望ですね。自分でやれって話ですね。
『ぬゅるい幻想郷パート2 最初から有頂天だぜ!』五行膳
まさか2があるとは思わなかった、何て読むのか分からない合同誌。分量的にはおおよそ漫画とSSが半々くらい。全体的にシュールなギャグ調の雰囲気で「ぬゅるく」進む。
もう、なんか、うん、ぬゅるかったです。
脱力したいときにはこれ以上ないくらい有用だと思います。
性質上、数本掲載されているSSもショートショートと呼べるくらいの長さであるので、具体的な話は避けますが、個人的にはいつものはむすた節がきいている、はむすたさんのシュールなギャグ話と、一瞬まさかシリアスな話なのかと思わせておいて、やっぱりシュールなギャグだったルドルフさんの話が印象に残っています。
あとnagareさんの漫画にエロスを感じました。うがつさんの絵は名前を見るまで誰が描いたか分かりませんでした。
そんな感じです。
疲れました。
何回書いてもやっぱり感想文は苦手です。
でもまあこの文章は作者の方々のためというよりはむしろ自分のために書いたので、疲れるのも当然の苦しみと考えなくてはなりません。
その心は、「こいつに本をあげると感想を書いてくれる」と思わせることであり、ひょっとしたら次にどこかへ行ったときに本をくれる人がいるかもしれなくて、そして友達が増えるかもしれないというさもしい根性。
あ、でも感想を書きたくなるくらい、どれもいい本だったというのは本当ですよ。
どうでも良かったらわざわざ書かないですから。
「いったい何が始まるんです?」
だ!
リグル始まりすぎだろ最近……
どうなるのか分かりませんが、盛り上がるといいなあ。
一応念のために言っておきますと、僕はまったく関わってないので、完全に単なるリグルファンとして、時間を作って何か寄稿したいなあ、とか思っています。
というわけで、感想文の続きです。
『天体万華鏡 -本詰妖精 弐-』雨水溜まり
なんか妖精の話ばっかり書いてる気がする雨虎さんの本。
『本詰妖精 壱』は去年の夏頒布で、この本とは一部設定を引き継いでいる(多分)が、直接的な話のつながりは無いので、壱を読んでないと駄目ということは無い。
プロローグの後、同一の事件をサニー視点とルナ視点の二つから見て、そのところどころにスターの日記という名のコメントが入る、という構成になっている。
白月精の巻末小説である、ルナと紫の話をさらに展開させたものとなっており、三月精らしからぬシリアスなストーリーが繰り広げられる。とはいえ、三月精たちの「お互いのことが好き」という大前提は最後まで崩れずに進んでいくため、シリアスな場面でもどこか安心して読み進めることができた。クライマックスの場面以外は……
全体として、妖精たちの特徴がよく捉えられており、犬程度で手も足も出なくなるあたりは他のキャラクターの話ではとても見ることはできまい。終始一貫して作者の「俺は妖精たちが好きなんじゃボケ! 文句あっか!」という感情がこれでもかと溢れていて、非常に好感が持てる。こういう愛情だだ漏れの作品は見ていて気持ちがいいね。行き過ぎるとアレだけど……
ただ、最後にルナがああなるのは、ちょっとご都合主義なんじゃないかなあ、とも思う。衝撃のクライマックスから綺麗なまとまり方をしていた分、その一点が目立つというか。あるいは続編への伏線かもしれないが……その辺は不明なので、なんとも。
あと、誤字脱字がちょっと目立ったのも残念かも。時間無かったのかな……
『三本足の鴉を殺し』四面楚歌
お燐視点からの地霊殿本編の話……と言えばいいのだろうか。
お燐とお空の出会いの場面から、友情を深め、地霊殿の話にいたり、それが終わるまでを描いている。
ただし、題名からも分かる通り、ただの友情もので終わらないところが面白い。そしておっかない。
本の前半部分で、お燐とお空がお互いをかけがえの無い存在であると思っていることを丁寧に描写している分、後半におけるボタンの掛け違い的なすれ違いが生きてきて、終盤に明かされる「な、なんだってー!」なエピソードと共に、頼むからハッピーエンドで終わりますように、という気持ちにさせてくれる。
もちろん、原作地霊殿のエンディングを見る限り、全体的に丸く収まることは約束されているのだけれど、この本においてそれが忠実に再現されるとは限らないし、何より書いている人が書いている人なので、なんかとんでもなく後味悪い話になる可能性も否定できないわけで。
別に作者である人比良さんも暗い話ばかり書いているわけではなく、コメディタッチの話やほのぼの百合話も沢山書いているはずなのだけど、イメージというのは恐ろしいもので、人比良さんというとなにやら幻想郷が滅亡するとか、なんか人が死ぬとか、そんなような話になるのではないかという気がしてならず、安心できません! 全然!
それはともかく、新書サイズで120ページほどなので、サクサクと読み進めることができました。お互いのことを思いやる二人を冷静な文体でつづった、綺麗な本だと思います。あとこいしちゃんのキャラ造形がよく、狂言まわしとして要所要所で活躍していたのも印象深かったです。
『私のヒマワリ畑にようこそ』穂積名堂
メンバー四人によるゆうかりん合同。各人の幽香像が存分に発揮された本になっているが、大体どの話もさでずむ溢れる幽香様になっているので、一人くらい純情乙女な幽香ちゃんを書いてくれてもよかったのではないかという気がしないでもない。これは感想というよりただの願望ですね。自分で書けって話ですね。
・FLOWERING FEVER/河瀬圭さん
最近幻想郷原住の妖怪が異変起こしてないよ! なにやってんの! で、自分で異変を起こしちゃった幽香さんVS妖々夢トリオ。
おそらくバトルメインの話というように捉えていいと思うのだが、ページ数が少ないために、本当にバトって終わりみたいな話になってしまっているのが残念。
そして当たり前のように咲夜が目立っていた。俺この人が書いたSSで咲夜が出てないの見たことないんだけど、出さないと死ぬ病気にでもかかっているのかな。多分そうだろうな。禁断症状が出るって書いてあったからな。病気なら仕方ないな。
見所は花粉症霊夢。
・極☆ちょ!?/床間たろひさん
暇だからちょっと死んでみた幽香さんは、死んでもやっぱり外道だった。
床間さんというと渋い話のイメージが強いのだけれど、こういうコメディ色の強い話も書くのですね。うむ。
幽香さんはパワーのみならず、その気性だけでも圧倒的に強かった。という。それに振り回される映姫の寿命がストレスでマッハになりそうな感じだったが、おそらく床間さん的には映姫をいじめられて満足だったんだろうなあ、とか思った。
で、やっぱり、ページ数が少ない。おいそこで終わりかよ! いや短編ギャグ小説としては正しいのかもしれないけど、そこで終わりは無いだろう!
・こんなにも向日葵が綺麗だから/hodumiさん
愛用の傘がなくなった→惨劇の幕開け、な幽香さん。
さっきから少ない少ないと言っているけれど、ページ少ねえっす……!
なんかマジで幽香があちこち行った先の人をいじめてるだけの話っぽいです……!
しかも霊夢とか何にも悪くないのに神社を半壊させられちゃって、幽香さんマジ外道というテーマに即しまくった、ってそれは前の本か。
・幽現の花/紫さん
ついうっかり妖夢を殺害してしまった幽香が、罰ゲームで幽々子の小間使いをする話。
正直言って、四篇の中では一番読み応えがあった。物理的に一番長いというのもあるのだけれど、あまり接点の無さそうな二人を絡めるために、過去における出来事を作って読み手を感情移入させるという手法が上手い。
飄々としてとらえどころの無い幽々子に調子を狂わされっぱなしな幽香さんも萌えどころ。
あとは櫛枝という名前にニヤリとしてみたり。ファンサービスうまいですね。
・総評
全員紫さんくらい書いてくれれば……と思わずにはいられない。
メンバーの実力に関しては折り紙つきであり、僕ごときがああだこうだと言うことも無いのだけど、その分短さが残念極まりないというか。所々、ルビが変だったのも重箱の隅のようですが気になりました。
あと、おそらく全員で話し合って、それぞれバトルとかほのぼのとかジャンル分けをしたのだと思うが、どうせならサド幽香と純情幽香とねぼすけ幽香とのうかりんみたいに幽香の個性も分けて……これは感想ではなくて願望ですね。自分でやれって話ですね。
『ぬゅるい幻想郷パート2 最初から有頂天だぜ!』五行膳
まさか2があるとは思わなかった、何て読むのか分からない合同誌。分量的にはおおよそ漫画とSSが半々くらい。全体的にシュールなギャグ調の雰囲気で「ぬゅるく」進む。
もう、なんか、うん、ぬゅるかったです。
脱力したいときにはこれ以上ないくらい有用だと思います。
性質上、数本掲載されているSSもショートショートと呼べるくらいの長さであるので、具体的な話は避けますが、個人的にはいつものはむすた節がきいている、はむすたさんのシュールなギャグ話と、一瞬まさかシリアスな話なのかと思わせておいて、やっぱりシュールなギャグだったルドルフさんの話が印象に残っています。
あとnagareさんの漫画にエロスを感じました。うがつさんの絵は名前を見るまで誰が描いたか分かりませんでした。
そんな感じです。
疲れました。
何回書いてもやっぱり感想文は苦手です。
でもまあこの文章は作者の方々のためというよりはむしろ自分のために書いたので、疲れるのも当然の苦しみと考えなくてはなりません。
その心は、「こいつに本をあげると感想を書いてくれる」と思わせることであり、ひょっとしたら次にどこかへ行ったときに本をくれる人がいるかもしれなくて、そして友達が増えるかもしれないというさもしい根性。
あ、でも感想を書きたくなるくらい、どれもいい本だったというのは本当ですよ。
どうでも良かったらわざわざ書かないですから。
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